バナーのクリック回数を計測するには ~イベントトラッキング編 その1~
対象:初級者
本日はGoogle Analyticsイベントトラッキングについて。
以前Googleアナリティクスを使ってバナー単位でクリックの回数などを計測する場合には
「バーチャルページビュー」
という方法を使ってバナーがクリックされた際に「架空のページが閲覧された」、ということにしてクリック回数が測れることを述べました。
>>ちなみにこちらの記事です。
同記事内でも述べましたがGoogleアナリティクスを用いてバナーのクリック回数を計測するためには実はバーチャルページビュー以外にも「イベントトラッキング」という方法が存在します。
本日はこのイベントトラッキングについてご紹介しようと思います。
バーチャルページビューとイベントトラッキングの違い
バーチャルページビューでの計測は「PV」が発生した、ことになるため多い頻度でバナーのクリックが発生する場合に急激にサイト全体のPVが伸びてしまっているように表示がされてしまいます。
もしそうでなくとも、そもそも純粋なPVとバーチャルPVが混ざってしまう状態になるので正確なPVの計測ためにはきちんとバーチャルPVを除いたプロファイルを用意する必要があります。
イベントトラッキングはバーチャルページビューと違いPVを仮想で発生させるわけでなく、
バナーがクリックされた回数をイベントとして計測するので別途プロファイルを分ける必要がありません。
またバーチャルページビューでは出来ない機能も備わっています。
・ではなぜ2つの方法があるの?
これは単純にイベントトラッキングが新しい機能として後から追加になったからです。
もともとバーチャルページビューはバナーのクリックを測るための機能ではありません。
しかし、他に方法がなく裏技的にこれを用いて対処していたわけです。
そこに新機能としてイベントトラッキングを追加され、現在のように2つの方法が存在することになったのです。
※イベントトラッキングは2009年の中旬から追加になった機能です。
2012年現在もGoogle Analyticsではイベントトラッキングまわりの機能が強化されているようです。
バナーのクリック数を計測するのであれば上記の理由から個人的にはイベントトラッキングを利用するのがおすすめです。
次回は具体的なイベントトラッキングの設定方法についてご説明します。
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2012年12月12日 | コメント/トラックバック(0) |
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