離脱数と離脱率から見る問題ページの割り出し
離脱率が高いページはユーザーがそのページで
離脱してしまっているから問題ページである可能性が高いと教科書的には言われています。
しかし離脱率・離脱数どちらかが多いだけでは早急に対策が必要なページとはいえないのではないでしょうか。
例えば離脱率100%でもそれが離脱数1だったら別に問題ではありませんよね。
ということは相対的にみてどちらも多いページがいわゆる問題児であるはずです。
あまり語られていないようなのでまとめました。
GoogleAnalyticsでは
コンテンツ >> サイトコンテンツ >> 離脱ページ
で下記のようなデータを見ることが出来ます。
離脱率の高い順や離脱数が多い順にページを並び替えたりする
ことも出来て非常に便利なのですが、ただ単に一方お数値が高い
ページが重要なのではなく、
「離脱数が一定以上を超えている+離脱率も平均より高い」
というページがいわゆる問題児なわけです。※1
ではGoogleAnalyticsでどのようにそれを確認すればいいのかと
いうと、残念なことにGAではこれを見ることが出来ません。
離脱率も離脱数も多いページの割り出しをするためにはCSVで
データをダウンロードしてエクセルで少々データを調理する必要があります。
以下のような手順です。
- エクセル形式でデータをダウンロード
- ダウンロードしたデータで該当するページ範囲を選択してグラフを作成。ここで「散布図」の形式を選択する。
- このグラフで右上にくるページが離脱率も離脱数も多いページ。
この中に「本来そのページでは離脱してほしくない」というページ
がないかをチェック。あるようであればその理由を分析。
以上です。
少々面倒ですがこれが本当の意味での離脱率をベースにした問題ページの
割り出しだと思います。
一度エクセルで上記の作業を行えばあとはそのファイルをテンプレートとして利用をすればよいので簡単です。
※1
もちろんコンテンツによっては離脱率も数も高くて問題のないページも存在します。例としては会社所在地など。
(これから会社に訪問する人が場所を確認する)目的が達成されるページはこれに該当しますね。
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2012年7月1日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:Googleアナリティクス 使い方
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